月刊「左利きの女」The left-handed woman vol.002

hidarikiki.no.onna
The left-handed woman.

interview & photo | litle press

002

毎号1人ずつ、あらゆる方面の左利き女性にインタビューを試みる、偏愛的インタビュー・マガジン「左利きの女」。10人に1人は左利きと言われ、この世界は右利き中心に動いている。コレは「左利きの女」萌え本であり、彼女達へのラブレターでもあり、社会を読み解く未来へのメッセージ。器用にも、そして不器用にも健気に生きる彼女達に迫ります。

月刊「左利きの女」vol.002
「わたしは、わたしを知らない。」
926円(税込1,000円)

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CONTENTS
vol.002 コンテンツ

イントロダクション|月刊「左利きの女」The left-handed woman vol.002

INTRODUCTION
イントロダクション

「左利きの女」には、何らかのコンプレックスを持っていて欲しかったぼく。心のどこかに闇を抱え、自分ではどうしようもできないこの世の中に、ため息混じりに生きているんだと。そう思い込んでいたけれど、どうやらそうではないらしい。

「自分を左利きだと意識したことがない。左利きのどこが生きづらいのかもわからない」と。 ぼくに告白してくれた彼女。

「辛いんでしょ?」とか、「大変なんでしょ?」だとか。そんな、「ありきたりのストーリーに期待してどうするの?」って、そっと教えてくれました。

ちょっぴりチャーミングで、どこか浮き世離れした、設計事務所に勤める、神戸育ちの「左利きの女」へ、インタビュー。

世間にありがちな「左利き」のイメージをあっさりと覆してくれた「左利きを知らない、左利きの女」をお楽しみください。

文・聞き手・写真 ヤマナカシロー

月刊「左利きの女」vol.002
「わたしは、わたしを知らない。」
926円(税込1,000円)

イントロダクション|月刊「左利きの女」The left-handed woman vol.002

Left-handed with Cutter
本文「カッターナイフをめぐる旅」より

自分が普段使っているカッターのどこが右利き用なのか、わからない...。だって左利きでも切れるじゃないですか。


イントロダクション|月刊「左利きの女」The left-handed woman vol.002

「わたしが住んでいる
この左利きの世界は、
どこと繋がっているんだろうって。」
「左利きの女」イントロダクション

わたしは、「自分が左利きだ」って、意識したことがないんです。「左利きだね?」って言われても「そう言われたらそうだった。わたしは左利きだった。みんなとは逆なんだ」って。でもしばらくしたら、また忘れてしまって。

世の中には、「右利き」と「左利き」があるのは知っていました。でも、左利きが少数派だと言われても、あまり実感がなくて。まわりにも左利きが多くて、父も従兄弟も左利き。年に何度か親戚同士で集まって、みんなでテーブルを囲むと、その中の約半分がお箸を左手で持っているという、他ではとても珍しい光景が広がっていたり。

ただ、今思い返してみると…。

BACK NUMBER
hidarikiki.no.onna/The left-handed woman.

月刊「左利きの女」The left-handed woman vol.001

月刊「左利きの女」vol.001 創刊号
「この世界はホント右利きだから」
926円(税込1,000円)

about hidarikiki.no.onna
左利きの女について

ある種の偏愛とも言うべき、左利き女性への眼差しが、雑誌になりました。一人で取材に行って、聞いて感じて、写真も撮って、レイアウトに至るまで。全ページ一人で手がけた、小さな個人誌です。

インターネットを使えば世界中に、しかも無料で情報を発信できる世の中ですが、こんな時代にあえての「紙の雑誌」にこだわりました。本棚にそっと飾りたくなる、心の中でゆっくりと熟成される、そんな存在でありたいと思います。

ジャーナルスティックな視点も詰めこんで、本を読み終えるころには、きっと皆さん、「暮らし」や「社会」を疑ってみたり、考えたりする事だろうと思います。でも、そんな僕のたくらみは、ほとんどは失敗に終わると思うので「左利き女子に胸キュン!」大歓迎です。

月刊とついているのは、「コレからも続きますよ」という思いを込めて。創刊100号を目指します。毎号、首を長くしてお待ちください。

profile
著者プロフィール

ヤマナカシロー / Shiro Yamanaka
1974年、函館生まれ大阪育ち。デザイナー。実家は大阪・北摂にある老舗ジャズ喫茶。京都芸術短期大学(現・京都造形芸術大学)専攻科映像コース学士課程修了。ヌーヴェルヴァーグに影響を受け、1998年、単身フランスに渡りパリでの生活を始める。帰国後、独学でデザインを学び、2001年、妻のシノリータとデザイン事務所ハイカルチャーを設立。グッドデザイン受賞。